ヘルパーとして働くならどこの事業所が良い?オススメの事業所3選を紹介

福祉の転職

ヘルパーとして働きたいと思って求人を探すと、たくさんの事業所で求人が出ていますよね。でも、「数多くのヘルパーの求人から、どこに応募すればよいの?」と考える人もいると思います。

そこでこの記事では、働き手としてヘルパーステーションを選ぶポイント3つと、「オススメの事業所3選を紹介していきます。

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目次
  1. ヘルパー事業所を選ぶポイントは?
  2. (1)福利厚生がしっかりしている
  3. (2)大手で研修制度がしっかりしている
  4. (3)事業所の責任者が信頼できる
  5. 具体的にオススメできる事業所は?
  6. オススメ事業所(1)ニチイ学館
  7. オススメ事業所(2)土屋訪問介護事業所
  8. オススメ事業所(3)病院系列のヘルパーステーション
  9. 安心して働けるヘルパーステーションを見つけよう

ヘルパー事業所を選ぶポイントは?

特に初めてヘルパーとして働こうと思っている人は、応募するにあたって、「ちゃんと働き続けられる事業所を選べるのか?」と、不安を抱えているのではないでしょうか。ヘルパーステーションの人材不足は深刻で、応募すると採用される確率が高いです。

採用枠が少ない業種であればどんどん応募して、合格したところに行くしかないのですが、逆にヘルパーとして応募するとたくさん内定が出てしまい、断るのに大変な思いをしてしまうと考えられます。

長期で安心して働ける事業所に応募するには、選ぶ基準を持つことが大切です。それでは早速、ヘルパーステーションを選ぶポイント3つを解説していきます。

(1)福利厚生がしっかりしている

ヘルパーは事業所に登録すると、正社員で働くことはほとんどなく、利用者さんがサービスを希望する時間帯だけ働く「スポット勤務」であったり、アルバイトやパートの勤務形態となることが多いです。

小規模の事業所だと昇給や有給が無いなど、福利厚生があまり整っていないところもあるのが現状です。働く時間数が短い場合は、社会保険や雇用保険は掛けてくれるのかについても、確認しておいた方が良いと思います。

また、事業所によっては処遇改善手当を支給してくれているところもあります。処遇改善手当とは、福祉業界がほかの業種に比べて低賃金の傾向にあるため、その格差を改善しようと、国が福祉事業所に支給している助成金のことです。事業所がどのように使うかは自由とされていますが、目的通り、従業員の手当てとして支給している事業所もあります。

求人に応募する時には、ご自身で条件をはっきりとさせ、その条件に合う事業所に応募していくようにしましょう。もし求人を見てもなかなか希望に合わないと思っても、ほかの事業所の求人もたくさん出ているので安心して探すことができます。

(2)大手で研修制度がしっかりしている

ヘルパーとして働いていくうえで、研修に参加できるかどうかは大切です。

最低限の初任者研修(旧ヘルパー2級)だけ受けて、利用者さんの家に行くように言われても、不安が大きいと思います。

利用者さんと一口に言っても、高齢者なのか、障害者なのか、難病患者さんなのか、色々な方がいます。さらに高齢者の中にも、認知症が始まっている人とそうでない人もいます。同じ病気の人でも性格や生活スタイルが全く異なっているため、1人ひとりに合ったオーダーメイドのサービスが求められるのです。ヘルパーさんには、そのような個別のニーズに対応していく力が求められます。

大手の企業が運営している事業所の方が研修制度や人材育成のシステムが整っている傾向にあります。

どんな研修を受けてステップアップしていけるか、面接で聞いてみるのも良いでしょう。しっかりと1人前に育ててくれる事業所の方が、安心して長く働くことができると思います。

(3)事業所の責任者が信頼できる

ヘルパーの求人に応募する前に、一度事業所を見学してみると、色々と分かることもあります。

責任者が電話に出た時の対応では、どのような人柄だと感じたか、事業所の中はきちんと整理整頓されているかなどをチェックした上で、「ここなら大丈夫そう」と思ったところに応募するのが良いでしょう。ほかの事業所と比較するために、電話対応が雑だったり、気になった点はメモを残しておいても良いかもしれません。

また、事業所によってはデイサービスなど、ほかの事業も行っている場合があるので、法人全体の雰囲気を見るためにも、見学させてもらうのがオススメです。

筆者は相談員として日ごろからヘルパーステーションと連携を取っていますが、人手不足で常にドタバタしている事業所では、急にヘルパーさんが退職してしまったり、利用者さんへの対応にも疑問点が残るなど、やや不安なことがあります。

面接を受けた時点での対応でちょっと心配な点があれば、その事業所は止めておいた方が良いかもしれません。求人は沢山出ているので、「採用してもらう」というより、「こちらが働く場所を選ぶための面接」という意識で行って大丈夫です。

具体的にオススメできる事業所は?

ここまで、ヘルパー事業所を選ぶ時の基準についてお伝えしてきました。色々な規模の事業所があるので、求人を見ていきなり応募するよりは、事前に事業所名でインターネット検索して調べるなどして、良さそうな職場かどうか見極めていきたいですね。ここからは、具体的にオススメの事業所について紹介していきます。

オススメ事業所(1)ニチイ学館

やはり名前を聞いたことがあって、安心して働きたいという方には、ニチイ学館がオススメです。同社は様々なホームヘルプサービスを全国で展開しており、介護業界の中で売上高1位で、黒字計上しています。

なにより、大手の方が倒産する危険性が少ないことが大きなメリットではないでしょうか。

実際、高齢化社会の中でも、個人で1か所しか運営していないヘルパーステーションは倒産しているところもあります。例えば、利用者さんからのニーズがあり、黒字であっても利益率が低く、人手が集まらないなどの理由で事業所を閉鎖している例があります。

筆者は相談員として、利用者さんとヘルパー事業所さんの契約にも立ち会うことがありますが、大手の企業が運営している事業所の方が、利用者さんも安心して契約している傾向にあります。安心感や信頼があると、やはり継続して利用している方が多い印象です。

ニチイが主催している介護初任者研修もあり、同社にヘルパーとして登録すると、受講料がキャッシュバックされるシステムもうれしいですね。

オススメ事業所(2)土屋訪問介護事業所

医療的ケアや重度の介助を必要とする人向けのヘルパーステーションで、北海道から九州まで、全国展開している事業所です。

医療的ケアや重度の方の支援を行うためには研修が必要なため、色々な研修制度が整っていることが特徴です。同事業所を運営している企業が「土屋カレッジ」という名称で様々な研修を用意しており、最短3日間でスキルを習得できるという点もメリットです。

さらに、運営会社が企業として介護人材の地位向上にも努めているという点では、業界では珍しい存在と言えます。

待遇面では、医的ケアを必要とする利用者さんの自宅に、研修を受けた人だけが派遣されているため、時給も高めに設定されているという点も特徴的です。

オススメ事業所(3)病院系列のヘルパーステーション

病院が系列の場合、単独で運営しているヘルパー事業所よりも、待遇が良い傾向にあります。

医療と福祉が一体となって運営されているため、福祉事業所だけのヘルパーステーションよりも経営が比較的しっかりしているからだと思われます。

また、医療職と同じ法人で働くことになるので、就業規則などもしっかりと整っているところが多いでしょう。こうした理由から、ヘルパーステーション単体で運営しているところよりもおすすめと言えます。

ヘルパーサービスの利用者さんが体調を崩した時には、系列の病院に入院することがあります。その場合、同じ法人内であれば情報共有がしやすいので、いつ退院できそうかめどが立ち、ヘルパー事業所としてもスケジュールが立てやすいというメリットもあります。

安心して働けるヘルパーステーションを見つけよう

ヘルパーの求人は数多く出ており、未経験可・年齢学歴不問など、かなり条件が緩いところもあります。

小規模の事業所は一概に駄目とは言えませんが、人材が定着しないなど、何か問題を抱えていないか事前になるべく確認しておくと良いでしょう。

たくさんの事業所があるので、安心して働ける場所を見つけるようにしましょう。
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