ケース会議で守るべきマナーは?成功させるためのコツ8選を紹介

事業所運営

医療・福祉職の方の中には、「ケース会議に参加する時は、どんなマナーを守るべきだろう?」と考える人もいると思います。特に初めて参加する時には勝手がわからないことも多いですよね。

この記事では、ケース会議を成功させるために、守った方が良いマナーを8つ紹介していきます。

筆者のプロフィールはこちらhttps://fukushilabo.com/zikosyokai/
目次
  • ケース会議の成功は参加者のマナーに掛かっている
  • (1)ケース会議の意味を理解する
  • (2)発表者のことを責めない
  • (3)周囲の人に敬意を払う
  • (4)別の人の意見を否定しない
  • (5)自分の意見を話し続けない
  • (6)早々に結論にたどり着こうとしない
  • (7)意味のある会議にするような姿勢を見せる
  • (8)全員が積極的に参加する
  • ケース会議の質を振り返ることが大切

ケース会議の成功は参加者のマナーに掛かっている

医療・福祉の現場では日々の支援を振り返ったり、これからの支援方法を検討することを目的に、現場の職員がケース会議を開くことがよくあります。

しかし実際には、ケース会議を開いてみても、結局意味がなかった、あまり参考になる意見を得られなかったということが少なくありません

筆者もこれまで何度もケース会議に参加した経験がありますが、ケース会議が失敗に終わってしまう原因には、参加者がケース会議のルールやマナーを守っていない可能性が高いと考えられます。

つまり、ケース会議で成果が出せるかどうかは、参加者の態度に掛かっていると言っても過言ではありません。ここからは、ケース会議の参加者がどのようなマナーを守るべきなのか、具体的に紹介していきます。

(1)ケース会議の意味を理解する

多職種の職員が参加することで、それぞれの立場から多様な意見を出し、よりよい支援につなげることがケース会議のゴールです。ケース会議は、医療・福祉の支援を考えるチーム制の「ゲーム」と言っても良いでしょう。

ケース会議を開く時は、担当支援者が何か支援上の課題や困難を感じているタイミングが多いかと思います。担当支援者としては葛藤や迷いを感じながら、日々支援にあたり、それでも1人では解決しないので、ケース会議の議題として挙げることになります。

ですから、ケース会議ではそういった担当支援者の気持ちを推し量りながら、参加者全員で協力し合うことが重要になります。こうしたケース会議の開かれる背景や目的、意義を理解しないまま参加してしまうと、誤った態度に繋がってしまいかねないので注意が必要です。

(2)発表者のことを責めない

筆者もケース会議で発表した経験がありますが、担当支援者は日々困難ケースと向き合い、孤軍奮闘している状態で、ケース会議に向けて発表の準備を進めてきました。

担当支援者は緊張感が高い状態が続き、もしかしたら心が少し疲れ気味のこともあるでしょう。そういった背景を理解しないまま、支援でできていないところばかりを責めてしまうと、発表者はどのような気持ちになるでしょうか。

ちょっとキツイことを言われただけでも、ものすごく責められたり、場合によっては人格を否定されたような気持になってしまうかもしれません。(中にはケース会議で責められて発表者が泣いてしまい、発表は二度としないと決意してしまった人もいると聞いたことがあります)

発表者に対して過度に気を使う必要はありませんが、ケース会議当日まで頑張ってきたことを称え、決して責めないという姿勢が大切です。

(3)周囲の人に敬意を払う

自分の意見や考えに自信があるので、若手や新人職員の意見をないがしろにしてしまうということも、ケース会議ではよく見られる場面です。

支援の経験が豊富な職員によく見られる傾向があります。

しかし、経験年数や年齢によって、ケース会議の中で上下関係ができてしまうと、若手や新人職員は委縮してしまいかねません。

ケース会議の中では普段の上司や部下といった関係性を取り払い、全員が一参加者という対等な立場になるよう意識することが大切です。

「業務で忙しい中、会議に参加してくれている」「勇気をもって意見を言ってくれている」ということに感謝するくらいの心持でいるとベストです。

さらに、ケース会議の参加者は周囲の参加者にも敬意を払い、全員が意見を言いやすい雰囲気づくりをするようにしましょう。そうすることで、活発な意見が出て、意義のあるケース会議にすることができるでしょう。

(4)別の人の意見を否定しない

ケース会議では、最終的にどのような支援方法が良いのか結論を導く必要があることから、答えを一つにまとめたいと思う方がいます。

そのような考えから、「Aの意見はダメで、Bが正解」というようなことを言い出す人がいます。しかし、ケース会議では他の人の意見を否定することはご法度です。

なぜなら、支援方法には正解はなく、どのような支援方法も試してみる価値はあると思うからです。

さらに、誰かに自分の意見を否定されてしまうと、その後意見を言いにくくなってしまうということもあります。活発な意見が出る会議にするためには、肯定的に受け止めてくれるという心理的安全性が必要になるのです。

(5)自分の意見を話し続けない

ケース会議に出席すると、長々と自分の意見や経験を話す方が時々います。意見を自由に出すのがケース会議の原則なので、たくさん話すのは良いこととも言えます。ただ、あまりにも長時間、1人の人が意見を話し続けてしまうと、その場の雰囲気がしらけてしまうことがあります。

また、他の参加者が「自分はあんな風に経験豊富ではないので、立派な意見が言えない」と思ってしまうこともあるでしょう。

ご自身の経験や立派な意見を披露したくなるのかもしれませんが、意見を出すときは簡潔に伝えるように意識することが必要です。

(6)早々に結論にたどり着こうとしない

ケース会議は通常、1時間半~2時間以内の予定を組んでいることが多いでしょう。特にケース会議が業務時間内に行われる場合は、参加者に次の予定が入っていることも多いので、なんとか時間内でそれなりの成果が上がるようにしたいと思う気持ちも分かります。

しかし強引に結論を導こうとすると、その分、議論が深まらないまま終わってしまう場合があります。

多少時間をオーバーしても良いくらいの考えで、気持ち的に余裕をもって会議に臨んだ方が良いでしょう。

(7)意味のある会議にするような姿勢を見せる

以前、筆者がケース会議に参加した時の経験ですが、参加者の1人が「ケース会議でこんなこと話し合っても意味ないんじゃないか?」という意見を出したことがありました。

確かにケース会議で話し合っても、すぐに解決するということは難しいこともあります

制度上の問題があったり、社会資源が不足していたりするなど、「そもそも…」という課題が横たわり、支援が難しくなってしまっていることもあるからです。

ただ、「会議の意味がない」と発言してしまうと、参加者のモチベーションが低下してしまいます。むしろ、「限られた社会資源の中でも、どのような支援ができるか」、頭をひねって考えるゲームだととらえる意識が大切になります。

(8)全員が積極的に参加する

一部の参加者が嫌々参加していると、その雰囲気が会議全体に広まってしまう場合があります。

態度が消極的になってしまう背景としては、参加者が多忙な中参加していて、頭の中が他の業務のことでいっぱいになってしまっていたり、疲れていたりして、ケース会議に参加する意識が低下してしまっていることが考えられます。

全員が積極的に会議に参加していることを態度で示すようにすることによって、意見が活発に出され、その中から良いアイディアが出る可能性が高まります。

ケース会議に参加する時は、議題に集中し、頭をリフレッシュさせるよう意識していきましょう

ただ、参加者のモチベーションを上げることは、よほど良い司会でないと、なかなか難しいかもしれませんよね。

会議を主催する場合の対策としては、コーヒーやお菓子を用意しておくことで、参加者の眠気を吹き飛ばすよう工夫することができるでしょう。

ケース会議の質を常に振り返ることが大切

この記事では、ケース会議を意味のあるものにするために守るべきマナーについて解説してきました。どれも当たり前のことのように思われますが、実際はできていないこともあるものです。

ケース会議がなかなかうまくいかないと感じる時は、参加者のマナーが守られているか、今一度チェックしてみてはいかがでしょうか

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