社会福祉士になることを親に反対された時の対策5選

社会福祉士の資格

これから社会福祉士の資格取得や、社会福祉学部の受験を目指している人の中には、「親が反対していて、諦めるしかないかも…」と考えている人もいると思います。福祉の仕事を志すうえで、親御さんが心配している理由は色々あるかもしれません。

この記事では、子育てをしながら社会福祉士として働く筆者が、福祉の仕事に就くことを親が反対している場合の原因と、その対策を紹介していきます。

筆者のプロフィールはこちらhttps://fukushilabo.com/zikosyokai/

目次
  1. 社会福祉士になることを親が反対している場合の対策5選
  2. 福祉は給料が安い? 安定している仕事であることを伝えよう
  3. 福祉のイメージが悪い? 専門性を伝えよう
  4. 福祉の仕事は3K? 福祉=介護だけではないことを伝えよう
  5. 福祉の仕事は潰しがきかない? 転職も可能だと伝えよう 
  6. 医療系の方がかっこいい? なぜ社会福祉士なのかを伝えよう
  7. それでも家族の反対が強いときは

 1,社会福祉士になることを親が反対している場合の対策5選

社会福祉の仕事に対して理想を抱き、将来は自分で選んだ仕事をしたいと思っていても、家族に反対されると悩んでしまうことがあると思います。

特に高校生の方が、これから社会福祉学部を受験しようと考えている時に反対されてしまうと、受験勉強のモチベーションも落ちてしまうかもしれません。

親御さんは社会の現実を見ながら、子供にアドバイスすることが多いと思われます。

ここからは、親御さんの立場に立って、福祉の仕事に就くことを反対する原因と対策について、解説していきます。

2,福祉は給料が安い? 安定している仕事であることを伝えよう

福祉の仕事は他の業界に比べて給料が安く、待遇が悪いイメージがあるようです。確かにハローワークの求人や求人情報誌を見ていても、現場の介護職員やヘルパーなどの給料はほかの業種と比べて、決して高給とは言えません。

しかし一口に福祉と言っても、色々な職種があり、公務員や病院で働く社会福祉士も多くいます。

仕事内容が分かりにくいのかも

看護師であれば多くの人が病院で接するので、どのような仕事でどれくらいの待遇なのか想像することができます。

しかし、世間では社会福祉士に接したことのある人が少ないので、どんな仕事をしているのかイメージが湧きにくいのかもしれません。

「福祉を志す=給料が安い職場で働くのでは?」と親御さんが心配する気持ちも分かります。

そこで、待遇を心配している親御さんに対しては、具体的な求人情報を見せ、安定した就職先があることを伝えるようにしましょう。公務員のように安定している仕事もあると説明すると、親心としては安心して応援できます

3,福祉のイメージが悪い? 専門性を伝えよう

世間一般の方が福祉のことを知る機会というと、ニュースで虐待が報道される場合が多いかと思います。家族や知人に難病患者や障害者がいないと、福祉に触れる機会がほとんどないからです。

もちろん福祉を取り上げる番組はそれだけではないですが、積極的に福祉のことを知ろうとしないと、自然と目に飛び込んでくる話題は暗いニュースが多いかもしれません。

そんな虐待が起きるような、人手が足りない環境で働くのは大変なのではないかと心配する親御さんの気持ちも理解できます。

しかし、社会福祉士は大学卒業後すぐに相談支援の業務に就くなど、直接現場の支援員を経験しない場合もあります。

まずは自分自身で社会福祉士の役割や専門性、キャリアなどをよく理解します。

そして、それをきちんと言葉にして伝えることで、ご家族もあなたに本当に熱意があることが分かり、理解してくれるのではないでしょうか。

4,福祉の仕事は3K? 福祉=介護だけではないことを伝えよう

福祉の仕事と聞いて、まず思い浮かべるのが介護の仕事ではないでしょうか。

介護というと、「キツイ」、「汚い」、「危険」という3Kのイメージがついて回ってしまうので、親御さんが心配するのも無理はないでしょう。

しかし、社会福祉学部で学んだ後は、色々な選択肢があります。

現場の介護の仕事も、もちろん良い経験となるでしょうが、せっかく資格を取ることができたのだからと、卒業後すぐに相談支援の仕事に進む人が多くなっています。

また、修士課程を修了すれば、大学の講師や研究者になる道も開けてきます。また、社会福祉法人だけではなく福祉用具の販売会社など民間企業で働く道もあります。

大学のパンフレットなどを見せて、卒業生の進路について説明すれば、親御さんの福祉に対するイメージも変わってくるのではないでしょうか。

5,福祉の仕事は潰しがきかない? 転職も可能だと伝えよう 

営業職や事務職であれば、他の企業に転職するなど潰しが利く一方で、社会福祉学部出身だと、他の業種に就きにくいのでは?と親御さんは考えるかもしれません。

しかし実際には、社会福祉学部出身であっても、一般企業に就職する人もいます。

さらに、社会福祉士の資格を取得し、福祉系の仕事をしてからでも、他の仕事をすることは可能です。筆者の周りでも、社会福祉学部出身で地方公務員に就いている人もいます。社会福祉学部で学んだことを生かしながら、別の道を歩むことは決して悪いことではありません。

学生のうちに、社会福祉士以外にも簿記など、他の資格も取っておくと、就職活動でさらに有利になるでしょう。

6,医療系の方がかっこいい? なぜ社会福祉士なのかを伝えよう

福祉の業界と近接しているのが、医療系の仕事ではないでしょうか。医療・福祉業界には様々な資格があるので、親御さんからは「看護師や理学療法士を目指した方が良いのでは?」と勧められるかもしれません。

確かに、人の役に立ちたいという漠然とした理由だけでは、社会福祉士以外の道もあると思われてしまうこともあるでしょう。

その時は、なぜ社会福祉士である必要があるのか、しっかり言葉で伝える必要があります。社会福祉士の専門性としては、利用者さんや患者さんを1人の生活者として見ることで、福祉制度や社会資源を活用しながら社会復帰を支援する役割があります。

そういう意味で社会福祉士には医療職とは別の専門性があり、仕事の醍醐味を伝えられると、親御さんも納得してくれるのではないでしょうか。

7,それでも家族の反対が強いときは

大学に行ったり、資格を取ったりするには学費が必要ですから、社会福祉学部を受験するには親の反対を押し切ってまではできないという場合も、当然あるでしょう。社会福祉学部卒業はあくまで社会福祉士になる最短コースと言えます。

しかし、社会福祉士になるには、どうしても社会福祉学部を卒業しなければならないということはありません。

社会福祉士になるには、社会人になってからでも通信制の学校に通って、単位を取得することで、受験することができます。

また、高卒であっても福祉の仕事は十分できますし、求人も多数あります。そうすれば、働きながら自分の給料で通信制の福祉系大学に行くこともできます。

経済的に大変な場合は、学費の一部を補助してくれるなど、福祉系の資格取得をサポートしてくれる職場もあります。

ですから、社会福祉学部を出ていないと社会福祉士になれない、ということは決してありません。

色々な道があるので、どうしても社会福祉士を目指したい場合は諦めずに、どのコースが最も自分にとって合っているか検討してみても良いと思います。

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