ヘルパーにはどんなやりがいがある?事例と共にやりがい10選を解説

福祉の転職

これからヘルパーの仕事をしたいと検討している人の中には、「ヘルパーってどんなやりがいがあるんだろう?」と考える人もいると思います。実際、ヘルパーさんは利用者さんの生活を支えるために、1番身近な支援者となりますので、やりがいが大きな仕事です。

この記事では、社会福祉士として数多くのヘルパーさんと連携を取ってきた筆者が、ヘルパーの仕事のやりがいを具体的に10個紹介していきます。

筆者のプロフィールはこちらhttps://fukushilabo.com/zikosyokai/
  1. 目次
  2. 利用者さんの健康を支えることができる
  3. ヘルパーなしでは1人暮らしの難しさがある
  4. ご本人から感謝される
  5. 家族や支援者からも感謝される
  6. 見守りの役割も果たすことができる
  7. 自分の家事スキルが上がっていくのを実感できる
  8. 部屋がきれいになった時にスッキリする
  9. 頑固だった利用者さんが声掛けで動いてくれるようになる
  10. これからも社会で必要とされる仕事だと実感できる
  11. 利用者さんの人生に深く関わることができる
  12. ヘルパーの求人は沢山!未経験から応募可能

(1)利用者さんの健康を支えることができる

ヘルパーさんが健康な食事を作ってくれているお陰で、健康を維持できているという利用者さんはとても多いです。もしもヘルパーさんのご飯が無ければ、利用者さんは自炊できない方も多いため、コンビニ弁当や総菜しか食べられないということになってしまいかねません。

そうすると、どうしても脂っこいものや塩分が高めの食品が多く、とりあえず1日3食食べられていればよいという感じになってしまいます。

結果、健康面を考えることは後回しになっていき、持病が悪化してしまうこともあります。

利用者さんが1人暮らしを続けていられるのは、健康を維持できているからであり、ヘルパーさんの力がとても大きいのです。

(2)ヘルパーなしでは1人暮らしの難しさがある

ヘルパーさんのサービスが無ければ、1人暮らしが難しいという方もとても多いです。調理や掃除が十分にできていないと、身体を壊して入院ということもあります。また、持病や障がいが重くなっていき、施設に入られる方もいます。

入院や施設での生活はどうしても集団に合わせなければいけないので、1人一人の希望を聞くことは難しくなってしまいます。

毎日病院食や給食なので、好きなものも食べられないですし、外出もなかなかできなくなります。1人暮らしだからこそ、利用者さんたちは人生を自由に楽しむことができています。その人らしい生活を支えているのは、ヘルパーさんのおかげでもあります

(3)ご本人から感謝される

ヘルパーさんの役割はとても大きいので、ご本人から感謝の言葉をかけてもらう機会はとても多いと思います。

これは、例えばコンビニのレジなど、ほかのパートの仕事とは、全く比にならないほどの大きなやりがいにつながっていくはずです。

特に、利用者さんからは「ありがとう」の言葉を直接言ってもらえるだけではなく、場合によっては「あなたじゃないと駄目なの」という風に言われることもあります。

自分のした仕事がきちんと評価されることで、この仕事をしていてよかったという気持ちになると思います。

(4)家族や支援者からも感謝される

ヘルパーさんが訪問するのは、基本的に1人暮らしか、家族の方も病気や高齢、障がいがある家庭となっています。

ヘルパーのサービスを利用する条件が、「ご家族が利用者さんの生活を十分に支えることが難しい」となっているためです。

家族に代わって利用者さんの生活面を支えているため、ご家族から感謝されることが多くあります。また、利用者さんには相談員や日中活動先の支援員など、色々な支援者が関わっています。利用者さんが地域生活を送ることができるのはヘルパーさんの力が大きいので、ほかの支援機関からも感謝されることがあります。

(5)見守りの役割も果たすことができる

ヘルパーさんは利用者さんの自宅に定期的に訪問するため、利用者さんが健康かどうか、見守りの役割も果たすことができます。特にご高齢の方は室内で熱中症になるケースも多く、訪問したら具合が悪そうだったというケースも考えられます。こうした体調不良を発見できるのは、日々訪問していて、利用者さんの普段の様子を知っているからなのです。

利用者さんのことをよく見ているのはヘルパーさんなので、ちょっとした変化にも気が付くことができます。体調不良だけではなく、なんとなく最近元気がないとか、物忘れが増えてきたということも、気が付くことで早期に対応が可能となります。

利用者さんの変化を発見したときは、ヘルパー事業所に連絡することで対応してくれます。1人で大変な仕事をしなくちゃいけないとは考える必要はありませんので、安心してください。

(6)自分の家事スキルが上がっていくのを実感できる

自分の家の家事だけをしていると、メニューが家族の好きなものに偏ったり、いつも同じ掃除用洗剤を使っていたりすることがあると思います。しかしヘルパーの仕事では、利用者さんの希望に合わせて家事を行っていきます。

メニューをリクエストされることもあるでしょうし、室内で汚れが目立つ場所も、自分の家とは異なります。

利用者さんの家で家事をすることによって、新しいメニューや掃除方法を調べる機会も自然と増えていくため、家事スキルが上がっていきます

仕事を通じて得たスキルがプライベートでも生かせるため、楽しさを感じられると思います。

(7)部屋がきれいになった時にスッキリする

利用者さんの自宅を訪問してみると分かるのですが、人によっては室内が乱雑になっている場合もあります。室内の状況は、病気や高齢化、障害などが影響している場合もあります。

例えば腰痛が悪化して重たいものを持てなくなってきたため、片付けが進んでいないということもあります。

ヘルパーの仕事では、部屋の片づけをすることもあります。

訪問した時にはかなり物があふれていて、生活しづらそうだったのが、ヘルパーさんが片付けることによって綺麗になっていくと、大きな達成感を味わうことができるでしょう。

(8)頑固だった利用者さんが声掛けで動いてくれるようになる

利用者さんの中には、高齢にともなって頑固な性格の方もいます。そして訪問して始めの時は、「一緒に部屋を片付けましょう」「掃除は大切です」と声を掛けても、自分からはなかなか動いてくれない方もいます。

しかし、何度も訪問して信頼関係を築いていくと、ヘルパーさんが声を掛けることで、次第に自ら動いてくれるようになるケースがあります。ほかの支援者が言っても駄目だったことであっても、ヘルパーさんが言うことで、ご本人が動き出すということもあるほどです。

このように利用者さん自身が変わるには、信頼関係を築くためのスキルが必要なのですが、ベテランになっていくと、そういった関りもできることがあります。

(9)これからも社会で必要とされる仕事だと実感できる

高齢化社会の中で、ヘルパーを必要としている人たちはこれからも増え続けることが予想されています。ヘルパーとして働き始めると、新規の利用者さんが増えていくことに気が付くと思います。

少しずつ慣れてくると、新しい利用者さんを担当しないか事業所からお願いされることもあるかもしれません。それほど、ヘルパーという仕事は、社会を支えていくうえで重要な仕事ですし、必要とされているのです。社会全体からも頼りにされる存在だということが実感できると、やりがいを感じるのではないでしょうか。

(10)利用者さんの人生に深く関わることができる

ヘルパーとして利用者さんの家に訪問していると、利用者さんから、色々と話してくれることがあります。若かった頃どんな仕事をしていたか、どんな生活を送っていたか、などなど…。利用者さんが昔、経験したことを聞くのは、人生の勉強になることがあります。その利用者さんのことを、より深く知っていくことで、これまでよりさらに、今の利用者さんにとって何が必要となるか見えてくることもあるでしょう。

ほかのパートの仕事では、そこまでお客さんと深く関わることはないと思います。ケアマネージャーなどの相談支援の仕事でも、利用者さんの家に訪問するのは月1回程度なので、すごく深いところまで知れるかというと、実際はそうでもない場合もあります。

利用者さんの人生に深いところまで寄り添えることは、ヘルパーの仕事ならではのやりがいと言えます。

ヘルパーの求人は沢山!未経験から応募可能

この記事ではヘルパーの仕事のやりがいについて、具体例を挙げながら紹介してきました。ヘルパーは、困っている人の役に立てる素敵な仕事だということがお分かり頂けたでしょうか?高齢化社会の中でニーズが高まってきており、求人は沢山出ています。「ヘルパーは難しそう」「資格が必要なのでは?」というイメージが先行するためか、なり手が不足していて、常に人手不足の状態です。

未経験からも応募可能な場合が多いので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

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